UVレジンでつくるミニLEDランプ、光の分散実験も
娘がUVレジンでアクセサリーを作っているので、そのキットを借りてミニLEDランプを作ってみました。
レジンランプ作り方
作り方は簡単。ひとつ5分くらいで出来ます。
必要な物
・UVレジン
・LED
・モールド(シリコン型)
・UVライト
・ボタン電池
まず、必要なのはUVレジンです。100均や手芸ショップ、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。
LEDは、先日、秋葉原のパーツ屋さんで買った、パステルカラー「アクア」のLEDを使ってみます。
キャンドゥで買ったピラミッド型のモールドにレジンを入れました。2,3分放置して気泡を抜きます。
気泡が抜けたら、LEDをブスリ。
この写真では手を放してますが、レジンが柔らかいうちは倒れてしまったり、下に沈んでしまうので、LEDの足を手で持ったまま固めていきます。
UVライトをあてていきます。30秒くらいで表面が固まってきて、LEDの足から手を放しても大丈夫になります。
モールドを持ち上げて、下からもライトをあてて固めていきます。1分くらいで完成です。
ちなみに、UVライトなんですが、おもちゃのマジカルライトペンというのを使っています。見えない文字がライトをあてると見えるようになるという科学系トイで、以前、未来科学館のショップで買ったものです。Amazonでも「UVライトペン」と入れて検索すると色々と出てきます。300円~500円くらいで買えます。
おもちゃとしても面白いので、お子様がいる方にはおすすめです。
もちろん、UVレジンは日光にあてても固まるので、LEDが倒れないように固定して、日光にあてる、という方法でも大丈夫です。その場合、LEDが倒れてしまわないように、割りばしなどで挟んで固定するとよいと思います。
完成!少々いびつなところが、気泡も抜けきってなかったかな...?
でもライトをつけるとアクアカラーの光が拡散してとてもきれいでした。
ブルーのレジンで不思議な光が…
続けて今度は、キャンドゥで買ったコバルトブルーのレジン液を使用して青いLEDランプを作ってみました。中には白色のLEDを使います。
気泡をしっかりつぶして...
白色LEDをセット!
UVライトを1分間しっかりあてていきます。
少しレジン液が多かったかな?はみ出したところは、後でハサミでカットすることにします。
ライトを点灯すると、青くキラキラ光ってきれいなのですが、中央の部分がオレンジ色っぽく見えるという不思議な現象が起こりました。
オレンジ色に光ることについての考察
白色のLEDを青いレジンの中に入れるとオレンジ色に光る、という現象について、私なりに考えてみた考察を書いてみたいと思います。
まず、白色のLEDは、光の三原色を合わせて作られています。つまり、白色 = 赤、青、緑 ということになります。
そして、今回、ピラミッド型のシリコン型を使ってランプを作りました。
理科の授業で下のような光の屈折の図を見たことがあるでしょうか?これは、光は色によって屈折の角度が違う、ということを表していて、下の図のような三角柱などの透明な立体(プリズム)に光を通すと色を分けることができます。
雨上がりに虹があらわれる現象と同じですね。
今回、ピラミッド型の中で白色LEDを点灯したことで、光の屈折が起こり、赤・青・緑の色が分かれたのではないでしょうか?
青と緑の光も出ていると思いますが、周りのレジンが青色のため、見えなくなり、赤い光が見えるようになっているのかもしれません。
それならば、透明なレジンに白色LEDを入れた場合は、光の色がもっと分かりやすく分散するのかな?
ということで。やってみました。
ぱっと見は白く光っているようにしか見えませんが、白い紙の上に拡散した光の中に少し青や黄色っぽい色が混ざっているような気が...?ちなみに、光の三原色では赤と緑を混ぜると黄色になります。
レジンの中もよーく見ると、青や赤の光の粒が見えました。
青色レジンのように、はっきりとオレンジ色になることはなかったのですが、プリズムで起きる現象と同じことが、今回のレジンランプでも起きているのは間違いないのかなと思いました。
最後の仕上げ
レジンで固めたランプは、モールドから出したばかりだとちょっとべたべたするので、1日太陽光にあててアルコールでふき取るとすっきりきれいになります。
ブレッドボードに立てると光るお花のランプみたいになります。ソーラーパネルで充電したコンデンサを電池代わりに使えば電池代もかからなくてとってもエコですよ(^^)
今回は、思いがけず光の屈折のことまで考えることになり楽しい学びになりました。また別の形のレジンランプにもチャレンジしてみたいです。
今回はここまでです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。