電子工作の必需品!使ってみよう、ブレッドボード
電子工作を始める時に、持っておくととっても便利なのが「ブレッドボード」
英語では「breadboard」と表記します。
そのまま翻訳すると、Bread(パン)のBoard(板)。つまり、「パン切り板」のことだそうです。語源には以下のような由来があるそうです。
ラジオ愛好家たちがパン切り用の木製のブレッドボード上で回路を作ってきた歴史があるので、「breadboard」が回路の実験・試作用の板、という意味でも用いられるようになった。(※Wikipediaより)
電子回路の試作やテストをする時に使われる道具なのですが、はんだ付け不要で手軽に回路を作ることができるので、電子工作にもよく使われています。
ブレッドボードはどこで買えるのか?
ブレッドボードは電子工作の書籍やワークショップなどではよく見かけるものの、どこで買えるのか分からない人も多いと思います。
もちろん、コンビニやスーパーでは売っていませんし、工具などを販売しているホームセンターでも見かけたことがありません。(※私が見かけたことがないだけかもしれませんが..)
色々とと探しまわるよりもやはりネットが一番早いと思います。
どれを買っても大きく品質や使い方の違いはないのでAmazonなどでポチるのが手っ取り早いです。
他にも電子工作関係の道具が色々と買えるモノタロウ、スイッチサイエンスなどのネットショップもおすすめです。種類が豊富なので眺めているだけでも楽しいかも。
スイッチサイエンスではカラフルなパステルカラーのブレッドボードがありました。気分が上がりそうですね~ヾ(*´∀`*)ノ
説明書がない!
さて、電子工作界隈の皆様には常識だと思うのですが、こういった道具を購入した時に、説明書がついていないことがあります。というか、基本的に説明書がついていることは期待しないほうがよいです。
しかしながら、何か商品を買って、説明書がついている、ということがあたり前になっていた自分にとって、説明書がないという事実に結構最初のころは驚きました。
「えっ、どうやって使ったらいいの?」
最初にブレッドボードを買ったときは、使い方が分からずしばらく棚の中で放置状態...
その後、電子工作の書籍や動画で勉強をしてみて思うことは、
「ブレッドボードは使い方が分かれば、超簡単!」
ということです。子供でもお年寄りでも使えます。
ブレッドボードの仕組み
大体のブレッドボードはこのような形をしています。
1cmくらいの厚みのプラスチックの板にたくさんの小さな穴が並んでいます。ちなみにこのブレッドボードだと全部で200の穴があります。
ここに電子部品を差し込んで回路を作っていきます。
穴の中をのぞいてみると...金属の板のようなものが入っているのが分かるでしょうか?
ブレッドボードは、それぞれの穴が金属の細い板で接続されているので、ここに電池や電子部品を差し込むことで電気が流れるようになります。
+-と書かれているところは、電源接続用で「よこ」につながっており、残りの真ん中の部分は「たて」につながっています。購入したブレッドボードによっては少し作りが変わるかもしれませんが、基本的にはタテヨコどちらか一列に接続されていると考えて問題ないと思います。
ブレッドボードでLEDを点灯させてみよう!
この仕組みが分かってしまえば、超簡単!
電池とLEDをつながっている穴に差し込めば電気が通ってLEDが点灯します。
説明するまでもありませんが、電池の+から来た電気がブレッドボードの中の配線を通ってLEDに流れてLEDが点灯します。LEDを点灯させた電気は、またブレッドボードの配線を通って電池の-へ帰っていきます。
ジャンパ線があると使いやすい
ブレッドボードを使うときにあると便利なのが、ジャンパ線、ジャンパーワイヤ、ジャンプワイヤなどといわれる配線コードです。
束で売っていますが、1本ずつ分けて使います。引っ張ると簡単に取ることができます。これも説明書はついていません。
コードの先の形によってに「オス」「メス」の種類があります。差込ピンが出ているのがオス、差込穴があるのがメスです。
上のAmazonのジャンパ線は商品名に「オスオス」とあります。ブレッドボードに差し込んで使う場合はオス-オスで基本的には大丈夫だと思います。必要に応じて「オス-メス」のパターンなどを買い足していくのがよいと思います。
ブレッドボードで回路を作るとき、電子部品だけでは届かない部分が出てくるので、そこをジャンパ線でつなぎます。
小学校の理科もブレッドボードを使えばいいのに
自分がブレッドボードを使うようになってからはいつも思います。
どうして小学校の理科では、いまだに白熱電球を使うんでしょう。
海外の子供向けものづくり図鑑で、「白熱電球は昔使われていた照明だよ!」というコメントを見て驚いたし、日本と海外の違いをとても残念に思いました。下の息子が小学4年生なのですが、一番最初に学校の理科、電気で習うのが白熱電球をつかった実験です。しかもなぜか最近めっきり使われなくなった単1電池を使っています。もしかして昔からずっと同じキットを使っているのかな...?
小学4年生の電気の授業で習う、並列回路。差し込むだけで簡単にできます。LEDは電流の量を調整する必要があるので抵抗をはさむことが多いです。白熱電球とLEDでは学ぶことが違ってくることが分かります。LEDが主流の今、白熱電球を学ぶ意味って何なんでしょう?
直列回路。
明るくついていますが、電池を増やしています。並列回路の場合は、電気をそれぞれのLEDで分けて使うため、2本に増やすと暗くなりますが点灯はしています。しかし、直列回路の場合は、2つのLEDで必要な電気の量がないと点灯しません。
学校の教材よりもこちらのほうがすっきりしていて簡単じゃないかな。しかも全部で500円くらいでそろえられます。
モーターやブザーを買い足せば、違う実験もできるし、絶対にこっちのほうがおすすめ!
学校の先生たち!
ブレッドボードを使ってみませんか!?
本日はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。