捨てるのはもったいない...!電子ピアノの電源ボタンが押せなくなったので修理してみた
電子ピアノの電源ボタンが押せなくなってしまったので、修理をしてみることにしました。
電子ピアノを修理してみる
5年位前に買ったKORGの電子ピアノです。
結構前から電源ボタンが押しづらくなっていましたが、ついに、押しても何の反応もしなくなってしまいました。
メーカーの保証もとっくに切れているので、修理に出すと結構高額な費用がかかりそう。でも、電源ボタンが押せないだけで、他の機能はまったく問題なかったので、買い替えるのももったいない!
上の写真を見てもらうと、ピアノの鍵盤の左上部分に電源ボタンやボリューム、音を変えるボタンがずらっと並んだところがあるのが分かると思います。
ここを開いて、修理ができそうか見てみることにしました。
幸い、分かりやすいところにネジがあって、普通のプラスドライバーで開けることができました。
カバーをあけて出てきたのが、ボタンやLEDがずらっと並んだ電子基板。
壊れていたのは、電源ボタンのカバーのようで、ボタン自体は特に問題なく、直接押すとよく反応してくれました。
この状態でも普通に弾けます(笑)
基板を取り出したときに、下の写真の電源ボタンカバーがぽろっと落ちてきました。見た目では分からないのですが、電源スイッチを押す、突起の部分が割れてしまったようです。下の写真の上の部分がもう少し長かったのだと思われます。
とりあえず、これはもう使えなさそうだったので、このボタンカバーは外した状態で、基板を元に戻してボタンを直接押す方法を考えることにしました。
元に戻す前に、せっかくなので基板の写真をたくさん撮りました。
電子ピアノの電子基板
左下の↓が指している白いボタンが電源スイッチです。その右のつまみが音量のボリュームですね。「VR1」とシルク印刷で書かれています。
こっちが裏側です。
裏側を見ると電源からのコードがつながっているのが分かります。
この辺りは色々な楽器の音やサンプルの音楽の再生ができるボタン。
回路の配線が五線譜みたいでキレイです♪
ICチップが3つ付いています。
上の写真には「IC1」と細かいパーツがいっぱいあります。SWで始まるパーツは「スイッチ」LEDで始まるパーツは「LED」。Cは「コンデンサー」Rは「抵抗(レジスタ)」。
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IC | ICチップ(集積回路)
SW | スイッチ
LED | LED
C | コンデンサ
R | 抵抗(レジスタ)
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下の写真には「IC2」「IC3」がつながっています。
写真を撮り終えた後、待っていた息子と一緒に基板を元の場所に戻してカバーを戻しました。
押せない電源ボタン
ボタンカバーが付いていない状態の電源ボタンがこちら。
微妙に穴とボタンの位置がずれているのと、結構深い位置にあるので、指で直接押すのはむつかしい...!
クリップを折り曲げてマスキングテープで留めて、電源ボタンが押せるようにしてみました。
見た目は悪いんですが、結構しっかり押せます。
これでまだしばらくは使い続けられそう。
修理、といっても電源ボタンのフタを外しただけで大したことはしていないのですが、、使えるようになったことでちょっと達成感がありました!
普通、電源ボタンが押せなくなったっていうと、もう買い替えかなーってなっちゃうと思うんですけど、意外と簡単に使えるようにできるので、この程度で捨てちゃうのってもったいないですよね。
捨てちゃう前にちょっと中見てみようか?
って考えられるのっていいんじゃないかな、と思いました。
本日はここまでです!
読んでいただいてありがとうございました!