展示会でみつけた基板アート
少し前の話になるのですが、今年の5月に東京ビッグサイトで開催された教育ITソリューションEXPO(EDIX)に行ってきました。
私が楽しみにしていたのは、STEAM関連の教材が展示されるエリア。
コロナの影響か、かなり規模は縮小しているように感じましたが、その中で面白かったのが、植松電機さんのロケット体験教室。
実際に小学校の校庭でロケット打ち上げができるそうです。
ロケットのサイズは50cm-100cmくらいでしょうか、発射台や発射ボタンもあって見ているだけで大人でもワクワクします。
製作キットになっており、3人一組くらいで組み立てて発射までを体験できます。
ちょっと変わった展示を発見
もうひとつ、個人的にとっても気になったのが、有限会社ケイ・ピー・ディさん。
不思議な基板アートを展示されていました。
グラデーションカラーの基板は初めて見たので驚きですΣ(・□・;)
カットなどの細工もとってもキレイ!
お話しを聞くと、基板の設計や製造をされている会社さんとのこと。
この展示は、電子基板の技術を広く知ってもらうために始めた「基板アート」の商品だそうです。
ホームページにも基板アートのことが掲載されてました。
学校からの依頼で基板を設計することも多く、EDIXにもその経緯で出展をされたのだとか。
基板のトンボを組み立ててみた
名刺交換のお礼にといただいたバランストンボ。
帰宅してから小学生の息子といっしょに組み立ててみました。
袋の中は説明書と基板が1枚だけ。
組み立ての説明がとってもシンプルで「これだけっ?」ておもわず笑っちゃいました(´▽`*)
まずは、説明書どおりにニッパーでパーツを切り取ります。
基板が薄いので、気を付けながらカット。3つのパーツができました。
次に、胴体部のみぞに羽を差し込めば、、
あっという間に完成です!
なぜ「バランストンボ」というのか、完成した動画をご覧ください~♪
この絶妙なバランスがおもしろいです。
基板の模様、回路のパターンも美しい。ずっと見てられます。
私もこのくらいレベルの高い基板アートが作れるようになりたいなー。
本日はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
coporii 丸山
チャレンジの付録「放送ワールド体験キット~しくみがわかるラジオ~」
ずいぶん昔のものだと思うのですが、チャレンジの付録になっていたアナログ ラジオのキットをいただきました。(新品です)
フタを開けるだけでドキドキ..
組み立てるところはほとんどないのですが、透明なカバーで基板や部品が見えるのが面白いです。
電池を入れるのにカバーを外す必要があったので、ドライバーであけてみます。
簡単に外れました。
基板にはひらがなで「じゅしん部」「けんぱ部」「ぞうふく部」と書かれています。
説明書が付属しておらず、当時のチャレンジのテキストにいろんなことが書かれていたのだと思います。
いつのチャレンジなんだろう。ネットで調べても分かりませんでした。
名前からそれぞれの部分が何をしているか想像できますか...?
いざ、電波をキャッチ
電池を入れてフタを閉めて。
スイッチをONにすると、ジジジ…と40代以降の年代には懐かしい音が。
周波数を合わせると少しづつ音楽や人の話す声が聞こえてきます。
最近はラジオもスマホで聞けるようになって、アナログ ラジオって見なくなりましたよね。
周波数をあわせたり、アンテナをのばしたり、ラジオの位置を変えてみたり、電波を受信するっていう感覚はアナログ ラジオの時代は子供でも普通にありました。
アンテナが折れたとき、針金ハンガーで代用しようとしたことも思い出しました(笑)針金ハンガーをラジオにくっつけると音がよくなったんですよ~Σ(゚Д゚)
色々と便利で使いやすくなると、分からない部分は増えていきますね。分からないと工夫のしようもないから、何かで代用しようっていう発想も出ないかも。
アナログ ラジオ、意外と子供がハマるかも?
アナログ ラジオで聴くと、普通のラジオ放送がなんとなく懐かしい昔の放送のように聞こえます。
小学4年生の息子はラジオの位置を変えると聞こえ方が変わるのが面白いようで、いろんな場所に持って行って試していました。
10歳向けだったので年齢的にもドンピシャでかなりハマったようです。
持っているときに知っている流行の曲がかかったりすると大喜び!
一緒に歌って楽しんでいましたヾ(*´∀`*)ノ
チャレンジで昔こんな付録が付いていたとは驚きですね👀
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本日はこれでおしまいになります。
coporii 丸山
発振回路が分かる?子供の科学ポケデン「プチピカマーカー」
子供の科学で連載されている「ポケデン」シリーズをご存じでしょうか?
「ポケットにしのばせて遊ぶ電子工作」を略して「ポケデン」と呼ぶそうです。
ポケデンで電子工作をはじめてみる
ポケデンの記事を書いているのはメディアアーティストの伊藤尚美さん。2014年6月号から毎月新しい電子工作のアイデアを掲載している子供の科学の人気企画です。2022年8月の時点でNo99まで掲載されています。
お菓子の箱を外装に利用するところが面白いのですが、見た目の面白さだけでなく、しっかりと電気の仕組みや電子工作について学べる内容になっています。
子供の科学のサイトで過去の記事を読んだり、キットの購入ができるものもあります。
面白そうなものがたくさんあるのですが、今回は息子と一緒に電子工作を初歩から学びたい!ということで、
KoKaスクール電子工作コース 動画版ポケデンエントリークラス
に申し込んでみました。
「プチピカマーカー」のセットに伊藤先生の解説動画がついた電子工作の入門コースです。
プチピカマーカーは、暗くなるとライトが点滅をはじめるという電子工作。明るさセンサーがついた発振回路になっています。発振回路では電気が波のようになるので、LEDを点滅させることができるのです。
動画で一緒に進めるから分かりやすい!
注文して3日ほどですぐにキットが到着しました。中身は、
・プチピカマーカーの部品セット
・プチピカマーカー組立説明書
・動画の閲覧方法の説明書
さて、さっそく動画のQRコードを読みこんでみました!伊藤先生が丁寧にプチピカマーカーの部品や電子工作用の工具の使い方について説明してくれます。
話し方がゆっくりで優しいのでとっても分かりやすい。使い方のコツも教えてくれるので、これまで使っていた工具もあらためて基本の使いたかの理解ができたと感じました。
まずははんだ付けをマスターしよう
プチピカマーカーの製作に入る前に、はんだ付けの練習をするというステップがありました。
はんだ付けとは、電子基板に電子部品を「はんだ」といわれる金属を「はんだごて」で溶かして接着することをいいます。
はんだ付けの練習用に、ユニバーサル基板と抵抗が2本入っていました。
ユニバーサル基板とは、縦横にはんだ付けができる穴が並んでいる基板で、電子回路を自由に組み立てることができるので、回路の試作や電子工作にもよく使われています。
伊藤先生に教わった通りのイメージではんだ付け練習をはじめます。
下の写真ですが、右手で持っているのがはんだごて、左手で持っている針金のようなものがはんだです。
ユニバーサル基板の穴から出ている金属の線は、抵抗の足を曲げたもの。足の根元の部分にはんだを流し込んでいきます。
作業台に消しゴムを使うのも伊藤先生のアイデアです b(´▽`*)
ちなみに画像ではんだ付けをしているのは息子(小4)です。私は写真係...(^_^;)
はんだ付けは初めてではなかったですが、動画でコツを教えてもらったのでスムーズにできて喜んでいました。
黒色のタクトスイッチは我が家にあったものを付けてみました。まだスペースが余っているので抵抗2本だけじゃもったいないなぁと思いまして。
はじめてみる電子パーツにワクワク!
次はついにプチピカマーカーの基板に部品を付けていきます。プチピカマーカー用の基板が用意されていたので、基板に描かれている図の位置にあわせて部品を差し込むだけなので簡単です。
動画にあわせてもくもくと部品をはんだ付け。
あっという間に完成です!
「フォトダイオード」が明るさセンサーで、暗くなったのを検知すると電流が流れるような仕組みになっています。
LEDを点滅させる「発振回路」を作るのはふたつのトランジスタとコンデンサ。
トランジスタはゲートの働きをしていて、ゲートが閉じている間、LEDは光りません。コンデンサは電気をためる役割をしますが、大体1秒で満タンになり、あふれた電気がトランジスタのゲートを開ける役割をします。
ゲートが開くとLEDが一瞬ひかり、またゲートが閉じる、コンデンサの電気があふれるとまたゲートが開く、というのを繰り返して、LEDが点滅することになります。
動画では伊藤先生の詳しい解説がありますので、より詳しい仕組みを知りたい方はキットに申し込むか、または、伊藤先生の電子工作の本もおすすめです!
完成したプチピカマーカーがこちらです!暗くするとかなり強い光で点滅します。
お菓子の箱の代わりにフェルトで外装を作ってみる
プチピカマーカーの説明書を見ると、明治のグミチョコ?というお菓子の箱を使っているみたいです。すでに生産終了しているお菓子みたいですね。
自宅にちょうどいい感じの箱がなかったのですが、せっかくなので余っていたフェルト生地を使ってプチピカマーカー用のケースを作ってみることにしました。
適当な大きさにカットして、半分に折ります。
端を縫い合わせて、ひっくり返したら、中にプチピカマーカーを入れて、開いている部分も縫い合わせます。中が見えるように適当にフェルトをカットして、完成!!
フェルトケースに入れた状態。ちょっと雑ですが、フェルトに入れると可愛く見えます。
点滅すると結構目立つので、夜に子供が自転車に乗る時、持っているとよさそうかも?と思いました。
本日はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
電子工作の必需品!使ってみよう、ブレッドボード
電子工作を始める時に、持っておくととっても便利なのが「ブレッドボード」
英語では「breadboard」と表記します。
そのまま翻訳すると、Bread(パン)のBoard(板)。つまり、「パン切り板」のことだそうです。語源には以下のような由来があるそうです。
ラジオ愛好家たちがパン切り用の木製のブレッドボード上で回路を作ってきた歴史があるので、「breadboard」が回路の実験・試作用の板、という意味でも用いられるようになった。(※Wikipediaより)
電子回路の試作やテストをする時に使われる道具なのですが、はんだ付け不要で手軽に回路を作ることができるので、電子工作にもよく使われています。
ブレッドボードはどこで買えるのか?
ブレッドボードは電子工作の書籍やワークショップなどではよく見かけるものの、どこで買えるのか分からない人も多いと思います。
もちろん、コンビニやスーパーでは売っていませんし、工具などを販売しているホームセンターでも見かけたことがありません。(※私が見かけたことがないだけかもしれませんが..)
色々とと探しまわるよりもやはりネットが一番早いと思います。
どれを買っても大きく品質や使い方の違いはないのでAmazonなどでポチるのが手っ取り早いです。
他にも電子工作関係の道具が色々と買えるモノタロウ、スイッチサイエンスなどのネットショップもおすすめです。種類が豊富なので眺めているだけでも楽しいかも。
スイッチサイエンスではカラフルなパステルカラーのブレッドボードがありました。気分が上がりそうですね~ヾ(*´∀`*)ノ
説明書がない!
さて、電子工作界隈の皆様には常識だと思うのですが、こういった道具を購入した時に、説明書がついていないことがあります。というか、基本的に説明書がついていることは期待しないほうがよいです。
しかしながら、何か商品を買って、説明書がついている、ということがあたり前になっていた自分にとって、説明書がないという事実に結構最初のころは驚きました。
「えっ、どうやって使ったらいいの?」
最初にブレッドボードを買ったときは、使い方が分からずしばらく棚の中で放置状態...
その後、電子工作の書籍や動画で勉強をしてみて思うことは、
「ブレッドボードは使い方が分かれば、超簡単!」
ということです。子供でもお年寄りでも使えます。
ブレッドボードの仕組み
大体のブレッドボードはこのような形をしています。
1cmくらいの厚みのプラスチックの板にたくさんの小さな穴が並んでいます。ちなみにこのブレッドボードだと全部で200の穴があります。
ここに電子部品を差し込んで回路を作っていきます。
穴の中をのぞいてみると...金属の板のようなものが入っているのが分かるでしょうか?
ブレッドボードは、それぞれの穴が金属の細い板で接続されているので、ここに電池や電子部品を差し込むことで電気が流れるようになります。
+-と書かれているところは、電源接続用で「よこ」につながっており、残りの真ん中の部分は「たて」につながっています。購入したブレッドボードによっては少し作りが変わるかもしれませんが、基本的にはタテヨコどちらか一列に接続されていると考えて問題ないと思います。
ブレッドボードでLEDを点灯させてみよう!
この仕組みが分かってしまえば、超簡単!
電池とLEDをつながっている穴に差し込めば電気が通ってLEDが点灯します。
説明するまでもありませんが、電池の+から来た電気がブレッドボードの中の配線を通ってLEDに流れてLEDが点灯します。LEDを点灯させた電気は、またブレッドボードの配線を通って電池の-へ帰っていきます。
ジャンパ線があると使いやすい
ブレッドボードを使うときにあると便利なのが、ジャンパ線、ジャンパーワイヤ、ジャンプワイヤなどといわれる配線コードです。
束で売っていますが、1本ずつ分けて使います。引っ張ると簡単に取ることができます。これも説明書はついていません。
コードの先の形によってに「オス」「メス」の種類があります。差込ピンが出ているのがオス、差込穴があるのがメスです。
上のAmazonのジャンパ線は商品名に「オスオス」とあります。ブレッドボードに差し込んで使う場合はオス-オスで基本的には大丈夫だと思います。必要に応じて「オス-メス」のパターンなどを買い足していくのがよいと思います。
ブレッドボードで回路を作るとき、電子部品だけでは届かない部分が出てくるので、そこをジャンパ線でつなぎます。
小学校の理科もブレッドボードを使えばいいのに
自分がブレッドボードを使うようになってからはいつも思います。
どうして小学校の理科では、いまだに白熱電球を使うんでしょう。
海外の子供向けものづくり図鑑で、「白熱電球は昔使われていた照明だよ!」というコメントを見て驚いたし、日本と海外の違いをとても残念に思いました。下の息子が小学4年生なのですが、一番最初に学校の理科、電気で習うのが白熱電球をつかった実験です。しかもなぜか最近めっきり使われなくなった単1電池を使っています。もしかして昔からずっと同じキットを使っているのかな...?
小学4年生の電気の授業で習う、並列回路。差し込むだけで簡単にできます。LEDは電流の量を調整する必要があるので抵抗をはさむことが多いです。白熱電球とLEDでは学ぶことが違ってくることが分かります。LEDが主流の今、白熱電球を学ぶ意味って何なんでしょう?
直列回路。
明るくついていますが、電池を増やしています。並列回路の場合は、電気をそれぞれのLEDで分けて使うため、2本に増やすと暗くなりますが点灯はしています。しかし、直列回路の場合は、2つのLEDで必要な電気の量がないと点灯しません。
学校の教材よりもこちらのほうがすっきりしていて簡単じゃないかな。しかも全部で500円くらいでそろえられます。
モーターやブザーを買い足せば、違う実験もできるし、絶対にこっちのほうがおすすめ!
学校の先生たち!
ブレッドボードを使ってみませんか!?
本日はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
UVレジンでつくるミニLEDランプ、光の分散実験も
娘がUVレジンでアクセサリーを作っているので、そのキットを借りてミニLEDランプを作ってみました。
レジンランプ作り方
作り方は簡単。ひとつ5分くらいで出来ます。
必要な物
・UVレジン
・LED
・モールド(シリコン型)
・UVライト
・ボタン電池
まず、必要なのはUVレジンです。100均や手芸ショップ、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。
LEDは、先日、秋葉原のパーツ屋さんで買った、パステルカラー「アクア」のLEDを使ってみます。
キャンドゥで買ったピラミッド型のモールドにレジンを入れました。2,3分放置して気泡を抜きます。
気泡が抜けたら、LEDをブスリ。
この写真では手を放してますが、レジンが柔らかいうちは倒れてしまったり、下に沈んでしまうので、LEDの足を手で持ったまま固めていきます。
UVライトをあてていきます。30秒くらいで表面が固まってきて、LEDの足から手を放しても大丈夫になります。
モールドを持ち上げて、下からもライトをあてて固めていきます。1分くらいで完成です。
ちなみに、UVライトなんですが、おもちゃのマジカルライトペンというのを使っています。見えない文字がライトをあてると見えるようになるという科学系トイで、以前、未来科学館のショップで買ったものです。Amazonでも「UVライトペン」と入れて検索すると色々と出てきます。300円~500円くらいで買えます。
おもちゃとしても面白いので、お子様がいる方にはおすすめです。
もちろん、UVレジンは日光にあてても固まるので、LEDが倒れないように固定して、日光にあてる、という方法でも大丈夫です。その場合、LEDが倒れてしまわないように、割りばしなどで挟んで固定するとよいと思います。
完成!少々いびつなところが、気泡も抜けきってなかったかな...?
でもライトをつけるとアクアカラーの光が拡散してとてもきれいでした。
ブルーのレジンで不思議な光が…
続けて今度は、キャンドゥで買ったコバルトブルーのレジン液を使用して青いLEDランプを作ってみました。中には白色のLEDを使います。
気泡をしっかりつぶして...
白色LEDをセット!
UVライトを1分間しっかりあてていきます。
少しレジン液が多かったかな?はみ出したところは、後でハサミでカットすることにします。
ライトを点灯すると、青くキラキラ光ってきれいなのですが、中央の部分がオレンジ色っぽく見えるという不思議な現象が起こりました。
オレンジ色に光ることについての考察
白色のLEDを青いレジンの中に入れるとオレンジ色に光る、という現象について、私なりに考えてみた考察を書いてみたいと思います。
まず、白色のLEDは、光の三原色を合わせて作られています。つまり、白色 = 赤、青、緑 ということになります。
そして、今回、ピラミッド型のシリコン型を使ってランプを作りました。
理科の授業で下のような光の屈折の図を見たことがあるでしょうか?これは、光は色によって屈折の角度が違う、ということを表していて、下の図のような三角柱などの透明な立体(プリズム)に光を通すと色を分けることができます。
雨上がりに虹があらわれる現象と同じですね。
今回、ピラミッド型の中で白色LEDを点灯したことで、光の屈折が起こり、赤・青・緑の色が分かれたのではないでしょうか?
青と緑の光も出ていると思いますが、周りのレジンが青色のため、見えなくなり、赤い光が見えるようになっているのかもしれません。
それならば、透明なレジンに白色LEDを入れた場合は、光の色がもっと分かりやすく分散するのかな?
ということで。やってみました。
ぱっと見は白く光っているようにしか見えませんが、白い紙の上に拡散した光の中に少し青や黄色っぽい色が混ざっているような気が...?ちなみに、光の三原色では赤と緑を混ぜると黄色になります。
レジンの中もよーく見ると、青や赤の光の粒が見えました。
青色レジンのように、はっきりとオレンジ色になることはなかったのですが、プリズムで起きる現象と同じことが、今回のレジンランプでも起きているのは間違いないのかなと思いました。
最後の仕上げ
レジンで固めたランプは、モールドから出したばかりだとちょっとべたべたするので、1日太陽光にあててアルコールでふき取るとすっきりきれいになります。
ブレッドボードに立てると光るお花のランプみたいになります。ソーラーパネルで充電したコンデンサを電池代わりに使えば電池代もかからなくてとってもエコですよ(^^)
今回は、思いがけず光の屈折のことまで考えることになり楽しい学びになりました。また別の形のレジンランプにもチャレンジしてみたいです。
今回はここまでです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
電卓をゆるく分解してみると...
分解系はやっぱりやってみたいなぁと思いつつ、「ものを大切に!」と常々教えられて育ってきた我々日本人にとってはなかなか手が出しづらい。
できる範囲でやってみる「ゆる分解」
そこで、バラバラに分解するのではなく、ちょっと中身を見てみよう、という感覚でこわれてしまってもよいものをゆるーく分解してみることに。
【ゆる分解の定義】
・これを外したらこわれるかも、元に戻せないかも、という手前でやめる
・壊れることもある。壊れてもよいものを使う
・最後は分解前の状態に戻し、動くことを確認する
ちなみに、ほとんどの電気製品は取説に「分解しないでください」と記載されています。壊れてしまうことがありますし、先のとがった部品や工具などでけがをすることもありますので充分に注意して、自己責任で行ってください。
お子様と一緒にやる場合は、ぜったいに目を離さないように注意しましょう。
電卓をゆるーく分解、中身を見てびっくり👀
私が目を付けたのは、かなり年季の入った電卓です。たぶん20年以上は使っていると思う。かなり汚れているし、他にも電卓はあるから動かなくなってもまあいいかな。
この電卓に目を付けた理由として、裏側を見ると「ねじ」がふたつ。プラスドライバーがあれば、特に苦労せずに中身を見ることができそうです。
ということで、さっそくネジを外してみました。
ネジはなくさないように小皿などに入れておくとよいです。私はお弁当用の紙カップを使いました😊
電卓の中身がこちら。
外枠いっぱいの電子基板に大きなICチップがついているのが分かりますね。
電卓って100均で100円で買えますし、もっとシンプルなのを想像してたのですが、なんだか結構すごくてビックリ( ゚Д゚)
古いものなので、最近の電卓はもっとシンプルなのかもしれません。
気になったのはボタン電池が入ってたことです。この電卓、明るい場所でしか使えないからソーラーだけだとずっと思ってたんですが、電池とソーラーのハイブリット型だったんですね。
すでに電池切れしているので、ソーラーの電気でしか動作しなかったのでしょう。
「偏光板」でおもしろい実験ができる!
液晶が外れそうだったので持ち上げてみました。ソーラーパネルの裏側にPanasonicの文字が。
液晶の上に、薄いプラスチックの板がのっていました。裏から見ると黒っぽい色をしています。調べてみると「偏光板(へんこうばん)」というもので、これを使って面白い実験ができました。
偏光板を液晶に重ねると文字があらわれます。
さらに、偏光板を裏返すと、色が反転して、黒背景に白い文字が浮かび上がります。
この偏光板で余分な光を遮断することで、文字が人間の目に届くのだそうです。偏光というのは、サングラスにも使われている技術です。メガネストアーさんの解説がわかりやすかったのでリンクをのせておきますね。
偏光レンズとは?一般サングラスとの違いを分かりやすく解説! | メガネストアー(眼鏡・めがね・コンタクトレンズ・補聴器)
身近なモノの中身が意外と新鮮だった
ちょっと練習、のつもりでチャレンジした電卓のゆる分解でしたが、思ったよりも仕組みが複雑で色々な技術が使われていることに驚きました。とても新鮮でしたし、偏光板を見つけた時には驚きもあり、さらに自分で調べて仕組みを知ることで大変勉強になりました。
100円で買えるものがこんなにすごいなんて...もっとモノを大事にしないとなぁ。
基板を外して電卓のボタンの裏も見たかったですが、がっちりと外枠にはめ込んであり、無理に外すと壊れそうだったのでここでやめることにしました。もちろん、すべて元に戻して、しっかりと動作することまで確認をしました!
これにて、電卓のゆる分解チャレンジは終了です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
たすけてトライさん!中学理科 電気の学びなおし
こちらのブログで「エンジニアリング」といっているのは、「工学」にあたる分野で、物理的にモノを作り出す技術のことを指しています。
特に取り組んでみたいのが、電子機器について。電子基板の設計や開発ってできる人が限られているかなーり特殊な分野のイメージなので、そこをのぞいてみたい、と思っています。
とはいえ、学校に行くような時間も金もないですし、基礎知識も全くないような状態で。
とりあえず取り組んだのが「電気の勉強」です。
電気の基礎知識を学びなおし
本当に基礎の基礎で申し訳ないのですが、小中学校レベルの知識も怪しいような状態だったので、まずは電気の基礎知識を学びなおすことにしました。
まず最初に買った書籍がこちらです。
電気って何なのか、とか、発電所の役割、身近にある電化製品の仕組みなど、本当に電気の全般的な知識がのっている本です。
学校で習ったことはほとんど覚えていなかったので(^_^;) とても勉強になりました。
電化製品の仕組みなどは、知識として子供に自慢できそうです。
全部無料!トライの映像授業Try ITで中学理科の電気を総復習
本を読んで、もっと基本的なところを学習しなければと思い、活用したのが、映像授業Try ITという家庭教師のトライが運営しているYoutubeチャンネルです。
これがすごくわかりやすい!この映像授業で中学理科の電気の単元を総復習できます。
なんと、全部無料なんです!
トライさん、ありがとう~!
電気の学びなおしには、まず、中2理科「電気」の10本の動画からはじめるとよいと思います。
続けて、電気と磁気の動画。こちらは、7本動画があります。右ネジの法則や、フレミングの法則、電磁誘導などの有名な「法則」が登場。
いちばん最初の動画で、プラスとマイナスの話からすでに「へぇ~」と思うことが色々とありました。電子ってマイナスからプラスに流れるそうですよ Σ(゚Д゚)
電気って、発明や発見が多い分野だと思うので、私たちの時代(30年位前...)とはきっと学んでいることがまったく違うのでしょう。(忘れている部分が多いと思いますが...)
すべて見終わるころには、すっかり理科脳になった気分。勉強って楽しいかも、と、この年になって本当に思いました。
理科の学びなおし、おすすめです。
最新の物理を分かりやすく解説してくれる「Newtonライト2.0」
プラスアルファでもっと理科の知識をインプットしたい人におすすめなのが、
「Newtonライト2.0 3時間でわかる 物理」
最新の物理知識を図解で分かりやすく解説してくれています。身近な現象に例えて説明をしてくれるので理解しやすくて頭にすっと入ってきます。
覚えたことは誰かに話してみよう
我が家には中一と小4の子供がおります。
動画や本で勉強をしている中で、子供が興味を持ちそうなところは一緒に見たり話をしたりしました。
子供の勉強にもなるし、人に話すことでより理解が進むようになります。
ブログに書くのもいいかもしれませんね。
インプット だけでなくて アウトプット するっていうことが大事なんだろうなと思います。
私も今度、勉強したことをブログで書いてみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!